
INTERVIEW
イラストレーター・SAKIPONさんが描く、「身近なハッピーサマー」《dōzo art club》
こんにちは!dōzoライターのPEです。
いよいよ、夏の到来っ☀️
年々増していく厳しい暑さに若干怯えながらも、夏の気配にはやっぱりウキウキしてしまいますね〜!
そんな夏の始まりにピッタリな7月のdōzo限定スマホ壁紙を書いてくださったのは、POPなタッチとファッショナブルな作風が魅力のイラストレーターSAKIPONさん🍦
カラフルでおしゃれな壁紙には、夏気分を高めるトロピカルなジュースやソフトクリーム、キュートな水着など、ハッピーなモチーフがぎゅぎゅっと詰まっています。
今回は、そんなSAKIPONさんに、壁紙の制作秘話からふだんの暮らし、イラストレーターになるまでのキャリア、そしてちょっぴりユニークなギフト事情まで!たっぷりお話を伺ってきました。
SAKIPON中学校教諭、アパレル販売員を経て、2023年にイラストレーターとしての活動を開始。ポップでカラフルなゆるいタッチのイラストを描くのがすき。
Instagram
暑ーーーい夏、やっぱりおウチが一番
↑ イラストはdōzoアプリからダウンロードできます。アプリインストールはこちらから
——今回の壁紙、夏のワクワクを感じてテンションが上がりました!「夏の始まり」というテーマで依頼させていただきましたが、どんな気持ちで描いてくださったんですか?
夏の思い出を振り返りながらいろいろ考えていたんですが、私自身、意外と“夏らしい”ことをした記憶があまりなくて。どちらかといえば、「夏らしいことしたいな〜」とは思いつつも、結局暑さに負けて家で過ごしてるんですよね(笑)。
それで、どんどん自分に近づけていった結果、今回の「おうちで夏を楽しむ」イラストになりました。
——「夏を楽しみたいけど、結局おウチが一番」ってすごく共感です(笑)。夏らしいモチーフがSAKIPONさんらしくてワクワクしたのですが、特にお気に入りポイントはありますか?
くねくねストローのジュースや大きなソフトクリームもそうなんですが、一番のポイントは女の子の“かぶりもの”です。家の中だから絶対日は当たらないけど、夏気分だけはしっかり味わいたい!みたいな、遊び心を入れてみました。
憧れをイラストに詰め込んで
SAKIPONさんの作品(SAKIPONさんInstagramより)
——SAKIPONさんのイラストに登場するキャラクターは、どの子もいつも魅力的ですよね。モデルにしている方はいるのでしょうか?
いる時もあれば、いない時もあります。基本的には自分好みの女の子をイメージしていますね。たとえば、そばかすがある子とか、三つ編みやボブの髪型の女の子がすごく好きなんです。
自分ではできないけど「こんな髪型してみたいな〜」「そばかす欲しいな〜」っていう憧れをイラストに込めることが多いですね。
——ファッションや世界観に共通点を感じるのですが、参考にしている好きな方はいますか?
たっくさんいるのですが、特に可愛いなあと思いながらよく拝見しているのは長澤メイさんですかね。くるくるパーマの髪型だったりカラフルなファッション、元気な雰囲気がすごく好きです。彼女のファッションなどを参考にアイデアをもらったり、アレンジしながらイラストを描くこともあります。
FUDGEやPOPEYEなどの雑誌や、海外の雑誌、写真集も好きで、資料としてよく見ています。
元気をくれるイラストの秘密
——イラストを制作するにあたり、影響を受けているものはありますか?
映画や美術館などから影響を受けるというよりは、街中やインスタグラムなどから自分の好きなものを見つけて、という感じです。ファッションや雑貨に惹かれることが多いのですが、海外旅行も好きなので、旅先で見かけた街並みやお店の雰囲気、色づかいからもインスピレーションをもらっています。
——SAKIPONさんのイラストは、和テイストというより海外風のタッチですよね。幼少期からの影響ってありますか?
小さい頃は海外のアニメをたくさん見てました。特にスポンジ・ボブとかパワーパフガールズとか、カートゥーン ネットワークで放送されていたアニメがすごく好きでした。そういうカラフルなアニメに影響されてポップなイラストになっているのかもしれません。
自宅の雑貨もカラフルなものばかりで、スポンジ・ボブのぬいぐるみもあります(笑)。色に囲まれている方が落ち着くんです。
SAKIPONさんのお部屋
——ご自身のイラストの好きなところやこだわっているポイントはありますか?
カラーリングにはすごくこだわっています。元気がでるカラーや、直感的に「可愛い!」と思う色を選んで使っています。
実は私、どちらかというと根暗な性格で(笑)。だから、自分の気分を上げるために、元気が出る色を使ってるのかもしれません。自分で自分を鼓舞してるみたいな感覚ですね。
——イラストを描くときに意識している自分だけのルールはありますか?これだけは譲れないぞ!みたいな。
あまり意識して気をつけているわけではないんですが、「見た人が元気になってくれたらいいな」と思いながら描いています。
私自身、繊細で気にしたり悩むことが多いのですが、“悩み”や“しんどい気持ち”をテーマにするのではなく、むしろそういう気分を吹き飛ばしてくれるような元気なテーマで明るいイラストを描きたいという気持ちが強いです。
——だから、SAKIPONさんのイラストは弱っているときでも安心して見れるんですね。そこに優しさを感じました。
自分らしい立ち位置で、好きなことを仕事に
———SAKIPONさんのキャリア、とってもユニークですよね。英語教員からアパレル店員、そしてイラストレーターへ。なかなかないキャリアだと思うのですが、周りからの反応とかはどうでしたか?
周りからは全然反対されませんでした。英語教員の時は、休みの日も部活動に出たりしてけっこうハードだったんですけど、転職していく中で「SAKIPONらしくなったね」と言われるようになって。今の方が「生き生きしてる」とか「合ってる」と言ってもらえることが増えました。
——それはすごくいいことですよね!もともと英語教員になろうと思ったきっかけは?
小学校の頃からなんとなく英語の授業が好きで、夏休みに毎年海外旅行に行っていた先生がいたんです。先生をしながら旅してるってすごくかっこいいなと思って、その人を目指していました。ただ、実際なってみると、やっぱり理想と現実は違うところもあって大変な面も多かったです。
——英語教員の時からイラストを描くことはあったんですか?
学級通信を全部イラスト入りにしたり、リスニングテストの選択肢のイラストを自分で描いたりしてました。かなり教材はこだわっていて、手作りハンコやカルタなど、私利私欲で作っていました(笑)
——教員の仕事とイラストレーターって一見別々の世界に見えるけど、結構繋がっているんですね。
そうですね。「こういうの作りたいな」っていうイメージで形にしていく感じは、今のイラストの仕事にも通じている気がします。
—— 教員を辞めてアパレル店員という選択はどういう経緯があったんですか?
もともとファッションが好きで、大学生の頃アパレル関係のアルバイトをしていたのもあり、教員を辞めたのを機にもう一回やってもいいなと思って。
最初はアパレル店員だけをやっていたんですが、職場の人が辞めるときに似顔絵を描いて渡していたら、それがめちゃくちゃ好評で。それで「イラストっていいかも」と思い始めたんです。
アパレル店員時代に描いた似顔絵
—— 2023年からイラストレーターとしての活動をメインにされているそうですが、その時の決断のきっかけなどはありますか?
アパレルのお仕事もひとしきりやって、ひと段落したタイミングだったので、「何か新しいことを始めたいな」と思っていたんです。そんな中で、少しずつイラスト関係のイベントに出るようになって、それがすごく楽しくて。イベントに出ていると、自分の好きなことを仕事にしている人たちと出会う機会も多くて、「こういう働き方って素敵だな」と感じるようになりました。
今もアパレルの仕事を週2で続けつつ、イラストを軸に活動しています。一本に絞るのは少し不安もあるので、いろんな選択肢を持っていたいなと思っていて。
—— 選択肢を自分の中にいくつも持ってるのって素敵ですよね。SAKIPONさんならではの唯一無二の立ち位置だと思います。
趣味を仕事につなげる
——— 今後チャレンジしたいお仕事はありますか?
商業施設のイラストや、音楽イベントのイラストなど、大きな仕事にも挑戦したいです!
それと同時に、イベントに出るのもすごく好きで、特に「森、道、市場」には毎年お客さんとして行っているのですが、今年は初めて委託でグッズを置いてもらえました。少し携われたのが嬉しくて、将来的には出店もしてみたいと思っています!
あとは、台湾がめちゃくちゃ好きなので、台湾で個展やイベントの機会も増やしていきたいです!
「森、道、市場」でのグッズ
インパクト大!なギフト
——最後に、dōzoにちなんで、印象に残っているギフトエピソードを教えてください!
少し遠くに住んでいる友達が誕生日にくれた「業務用のゴマ団子」です(笑)。
誕生日、いきなり冷凍の宅配が自宅に届いて、何かと思ったらめちゃくちゃ大袋に入った大量のゴマ団子でした。以前、中華街に一緒に行った時に「ゴマ団子が好き」と言ったのを覚えてくれていたらしく、送ってくれたそうです。しれっと伝えた一言を覚えていてくれたのは、すごく嬉しかったですね!食べ切るのに結構時間かかりましたが(笑)。
——一生忘れないエピソードですね(笑)。ご自身が選ぶときはどんな風に?
いつも人にギフトを贈る時は、自分がすごく信頼しているお店や人から買ったものを買います。ここのあれは美味しいとか、この作家さんが作ったものだったら可愛い、みたいな。自分がわからないものを買うより、絶対的に信頼のあるところから買うことが多いです。
下の写真は、少し前に広島に行った時に入ったアイス屋さんで撮ったものなのですが、美味しいのとキャラクターが可愛くて、、!アイス好きや猫好きの方にアイスギフトを送りました。
もちろん、dōzoのギフトもよく使いますよ〜(笑)! 絶対可愛いし、楽しいから!
——自分で吟味してギフトを選ぶっていいですよね。dōzoも使っていただいて嬉しいです(笑)! 今回はインタビューをさせていただき、本当にありがとうございました!
🍦🌈 SAKIPONさんの壁紙は、dōzoアプリからどーぞ!
SAKIPONさんの壁紙は、dōzoアプリでダウンロードできます!
ぜひスマホスマホにもハッピーサマーを!
■ダウンロード方法
1. dōzo公式アプリをダウンロード!
2.アプリの会員登録をして、ホーム画面を一番下までスクロールすると、「Wall Paper 今月の壁紙」が出てきます
3. 「壁紙をダウンロードする」ボタンをタップして、壁紙を表示
※過去の壁紙は「過去の壁紙を見る」をタップ→壁紙画像をタップして、壁紙を表示
4. 左下のシェアボタンをタップ→「画像を保存」で保存ができます!
Text:PE
Edit:dōzo編集部
Photo:SAKIPONさんご提供